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北海道の金融史をダイジェストで!〜札幌解体新書vol.3「2時限目 金融」レポート〜
『札幌のイマを解き明かす!?過去からさかのぼって現在を眺め、未来の札幌への提言をおこなう連続トークライブ企画「札幌解体新書」』は、北海道経済コミュニティ「えぞ財団」と札幌のワクワクをつくる「札幌移住計画」のコラボイベントです。 都市計画、金融、ビジネス(起業、就職、仕事環境、フリーランスetc.)、暮らし(家族で暮らす、女性の社会進出、余暇、教育)などなど、札幌という街の「光と影」「可能性と課題」といったリアルを、時間を遡って解体し解き明かし、札幌を、過去から紐解き、今を浮き彫りに、そして未来への提言までつなげていきます。
目次
・講師〜金融〜:齋藤 一郎(さいとう いちろう)先生
小樽商科大学 大学院商学研究科 アントレプレナーシップ選考 教授
・担任:和田 哲(ブラサトル)先生
O.tone編集デスク「古地図と歩く」を連載
・学級委員長:神門 崇晶(かんど たかあき)くん
小樽商科大学3年生
・生徒 / 解体新書係:五十嵐 慎一郎(いがらし しんいちろう)くん
株式会社大人 / 札幌移住計画代表
・生徒:穴田 ゆか(あなだ ゆか)さん
ACT NOW代表取締役
・生徒:大久保 徳彦(おおくぼ のりひこ)くん
POLAR SHORTCUT代表取締役
・生徒:高橋 幸裕(たかはし こうすけ)くん
サツドラHD / 北海道のデジタル地域通貨普及プロジェクト
神門:起立〜礼!これから、札幌解体新書【2限目】の授業 「金融」編を始めます。
五十嵐:今年の4月より「なんで今の札幌はこうなったんだろう?!」という所をいい部分も悪い部分も含めて知りたい!という願望から始まった企画です。
過去を遡って解体するだけじゃなく、それを元に未来に向かって「どんな街になったらいいんだろうね!」というのをみんなで勉強して、みんなで考える企画にしよう!と生まれました。今回が2回目。大体1〜2ヶ月に1回くらいのペースで色んなテーマを語り尽くしていきたいと思っています。
最終的には、どどん!と出版をしたいと思っています。未来の札幌市長のマニフェストになるくらいのものをつくってやろうという壮大な野望(?)になってますので、ぜひ、みなさん乞うご期待でお願いします!
2限目「金融」のテーマは「空間的に金融を捉える」
〜時間割〜
sec1.北海道金融史
sec2.現在まで続く戦後金融体制
sec3.北海道にとっての地域金融
sec4.まとめ
齋藤先生:金融はお金の動きなので「誰から誰へ」という動きと「どこからどこへ」という流れがあることを空間的に金融を捉えると表現しています。
sec.1-1 北海道金融史〜函館〜
神門:こちらが三井銀行函館出張店なのですが……出張店だから控えめな建物なんですか……?
神門:しちゃダメですよ。
ブラサトル先生:ちなみにこの建物は、現在も残っています。大火が多かった函館は、銀行を石造りの燃えないような頑丈なつくりにしていました。
神門:なぜ当時の金融の中心地は、函館だったのでしょう?
sec.1-2 北海道金融史〜小樽〜
※無尽:
日本で一般の人々の間で古くからあった相互扶助的な金融方式
齋藤先生:野球でいうトーナメント戦のような動きが、銀行では起きていました。最終的には、昭和19(1944)年に北海道拓殖銀行にすべて吸収合併されました。昭和11(1936)年の一県一行主義により、全国で銀行の合併が進みます。日中戦争が始まり、効率的に戦時国債を発行したいという背景がありました。
神門:今とむかしの金融の違いとは、一体なんなのでしょう?
齋藤先生:現在では、リーマンショックのように金融が先に立ってしまうケースもありますが、人の経済・モノの経済のあとに金融がついてきたというのが、本来の流れでした。人やモノの動きに金融が合っていたという言い方もできるのかもしれません。
sec.1-3 北海道金融史〜その頃、札幌は?〜
▲大正10(1921)年に「有限責任山鼻信用組合」として設立し、昭和10(1951)年に「札幌信用組合」に改称、昭和26(1951)年「札幌信用金庫」と改称を経て、平成30(2018)年ほか2金庫と合併し「北海道信用金庫」になる
神門:信用組合・金庫と銀行の違いとはなんでしょう?信用金庫は、銀行と組合の中間という印象があります。
sec.2 現在まで続く戦後金融体制〜札幌金融史〜
神門:この年表を見ていただきたいのですが、明治42(1900)年北海道拓殖銀行設立から、昭和19(1944)年拓銀、旧北海道銀行を吸収合併するまで、ほぼ大きな動きがなかったのが札幌金融史です。明治42(1900)年に拓銀は、官民の資金による特殊銀行として設立されました。
神門:官は、日清戦争の賠償金と皇室からの御下賜金です。当時の国家予算の4倍の賠償金が清から払われ、それを使い拓銀ができました。民は、日本全国から株主を募りました。時は、流れまして……1997年経営破綻をして拓銀の歴史は終わりをむかえます。1998年には、北洋銀行と中央信託銀行(現三井住友信託銀行)に営業譲渡をしました。……なんか、銀行の運命って切ないですね。先生、拓銀設立の意義と価値とはなんだったのでしょう?
齋藤先生:公共事業に依存していた北海道にとって、お金を配る配電盤とほぼ同じ役割を果たしていました。そこが失くなったわけですから、心理的には恐慌をきたしたのではないか、と思います。
齋藤先生:うーん、銀行員が拓銀破綻を教訓に慎重になり、新規事業の資金供給に対しても臆病になっている側面はあるかもしれませんね。
sec.3 北海道にとっての地域金融
神門:時間が押しているので、これからの課題をおひとりずつ聞いていこうかな、と思います。無茶ぶりなんですけど(笑)では、大久保くんから。
神門:クラウドファンディングって、どこが発祥なのですか?
【予告】迫る!10/16(土)19:00スタート!!NoMapsコラボイベント特別セッション&中間テスト
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レポート:Natsumi Miki
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